Android Studioでテスト用のディレクトリ名を確認する方法

テストコードを配置するディレクトリ名は、以前はinstrumentalTestという名前でした。しかし現在ではandroidTestという名前になっています。 Googleで検索すると、未だに「instrumentalTestというディレクトリを作成しよう」という情報もあるので注意が必要です。 と言っても、最近のAndroid Studioは最初からテスト用のディレクトリを用意してくれるようになったので、自分でテスト用ディレクトリを用意する必要性もなくなっています。 ちなみに自分の使っているAndroi dStudioのテスト用ディレクトリ名が何なのかは、app/app.imlを確認すればわかると思います。 <sourceFolder ... isTestSource="true" />というタグを見れば、テスト用のディレクトリがandroidTestであることが分かります。 もし古いバージョンのAndroid Studioを使っている場合は、ここを見ることでディレクトリ名として何を使えばいいのかが分かります。

特定のブロックを選択するのに便利なショートカット

例えば<Button>タグのブロックを選択したりだとか、LinearLayoutの中身を選択したりだとか、そういう選択の仕方をする際に覚えておくと便利なショートカットです。 opt + ↓で選択範囲を1段階狭くし、opt + ↑で選択範囲を1段階広くします。 XMLだけでなく、Javaのコードでifブロックだけを選択したりするのにも利用できます。これでまた1つマウスの呪縛から解き放たれましたね。

Android Studioで使われているショートカットキーを調べる

Android Studioで使われているショートカットキーは、Preference > Keymapで確認することができます。 cmd + ,でPreferencesを開き、Keymapを選択すると、Android Studioで使われているショートカットキーを確認したり、自分でカスタマイズしたりすることができます。 ちなみにこのキーマップの設定ですが、「間違えて押してしまったショートカットキーで何か動作したけど、一体何をやっているのかわからない」というものを調べることにも使えます。 検索窓の隣にある虫眼鏡のアイコンを押すと、ショートカットキーから機能を検索することができます。逆引き検索ができるんですね。 この機能を利用することで、ショートカットキーが割り当てられている機能を探したり、何も割り当てられていないショートカットキーを探したりすることができます。

IdeaVimでxキーで文字削除する際にレジスタを汚さないようにする

OSの機能(cmd + x、cmd + v)ではなくIdeaVimのddを使う場合に、移動先にゴミがあったのでxキーで削除して、いざペーストしようとしたら、xキーで削除したゴミが貼り付けられてしまった。「なんでだよムキーっ」とイラッとした経験を持つ人はきっと多いはずです。 そんなことにならないように、xキーで文字削除する際にレジスタを書き換えないようにする設定です。正確に言うと、IdeaVimではなくVimの設定の話ですけどね。 ~/.ideavimrcを作成して以下の2行を書くだけ。 nnoremap x "_x vnoremap x "_x 意味としてはノーマルモードとビジュアルモードにおいて、Xキーのキーマッピングを"_xに書き換えるという意味です。 "_とはなんぞやという話ですが、これはブラックホールレジスタという特殊なレジスタを表しています。Xキーのデフォルトの挙動は、1文字デフォルトのレジスタに移動するというものですが、この移動先をブラックホールレジスタに指定してやるという意味になります。

編集したいファイルへ素早く移動する方法

エディタタブがたくさん開かれていくと、編集したい対象を探すのに苦労します。タブを1つずつショートカットキー使って移動していくのもいいのですが、それはそれで現在地を見失いがちで困りモノです。 Android Studioで現在開かれているファイルの一覧を表示したりできないのかなと思ったのですが、そのものズバリな機能は見当たりませんでした。とり得る対策は以下の2つかなと思います。 隠れているタブを表示する Android StudioのメニューのWindow > Editor tabsの中にshow hidden tabsというものがあります。これを選択することで、ウィンドウ中に表示しきれていないタブを表示させることができます。 ちなみに初期設定ではショートカットが割り当てられていないので、私はcmd + shift + Pを割り当ててみました。タブの移動ショートカットの隣にあるので押しやすいかなと思っただけなんですけどね。 ファイル一覧から選択する cmd + oを押すとこのような検索窓が開きます。ここで編集したいクラス名を入力してやると、対象のクラスに移動することができます。 レイアウトXMLをいじりたいといった場合には、検索対象をクラスではなくファイルにしてやると選べます。ショートカットはcmd + shift + oです。ただしファイルにすると、画像ファイルなども引っかかるようになるので、逆に探しにくいかもしれません。 さらにcmd + opt + oではSymbol検索になります。これはメソッド名やフィールド名などで検索を行うことができます。いじりたいメソッド名がはっきりしている場合はこれを使うと楽かもしれません。

Setter,Getterを自動生成する際にフィールド名先頭のmを無視する方法

Androidのコーディング規約で、非Publicかつ非staticなフィールドは、先頭にmつけるというものがあります。これに従ってコーディングしていくわけですが、そのままだととあることをしようとしたときに困ったことになります。それは、Getter,Setterを自動生成する時です。 ソースコードエディタ上でcmd + nもしくはctrl + enterを入力すると、Generateというポップアップが出てきて、そこでGetterやSetterの生成を行うことができます。 例えば作成しているクラスがmHogeというフィールドを持っていて、Setterを生成するとしましょう。 ここで何も考えずにSetterを作成すると、生成されるメソッド名はsetmHoge()となります。そう、余計なmが一緒についてくるのです。この場合、通常はsetHoge()としたいでしょうから、これでは非常に面倒くさいことになります。 これはAndroid Studioの設定を変えることで対処できます。 cmd + ,でPreferenceを開き、Code Style > Javaを選択、Code Generationのタブを開きます。そしてFieldのName prefixの欄にmを入力してやります。これだけでオッケー。 ついでにコーディング規約でstaticフィールドの先頭にはsをつけるという規約があるので、Static fieldにsも追加しておきます。 これでSetterを生成した際にsetHoge()と解釈してくれるようになります。 Android Studioと銘打っているのに、なぜコーディング規約に従った設定になっていないのか不思議で仕方ありません・・・。

Android Studioのエディタでタブの切り替えをキーボードを使って行う

Android Studioで作業していると、エディタのタブがどんどん増えていきます。タブが画面内に収まりきらなくなったらマウスで選択するのが非常に面倒くさくなります。そんなときはキーボードショートカットを利用しましょう。 cmd + ,でPreferencesを開き、キーマップを選択します。そのままだとキーマップ全てが表示されて非常に見づらいので、検索窓にtabと入力してやると、タブ関連のキーマップのみに表示を絞ることができます。 キーマップの表示上はcmd + shift + ]で順送り、cmd + shift + [で逆送りですが、キーボードの配列がJIS配列の場合この通りに動きません。これはAndroid StudioのベースとなっているIntelliJ IDEAのキーマップがUS配列に依存しているからだそうです。(他のキーマップでも同様のことが起こる) 実際にキーマップを変更してみるとわかりますが、[を入力すると]が表示され、]を入力すると\が表示されます。なんとややこしいことか・・・。 JIS配列のキーボードの場合、タブの移動のショートカットはcmd + shift + [が順送りで、cmd + shift + @が逆送りになります。

メソッドの引数を知りたいときに便利なショートカットキー

Android Studioでコーディングしている時に、何らかのメソッドを叩くと引数の一覧が表示されます。 これが非常に便利なんですが、能動的にこれを出す方法が分かりませんでした。コード補完で入力していると勝手に出てきてくれて便利なんですが、ちょっとカーソルをよそにやると消えてしまう。再度出す方法が分からないので、いちいち今まで入力したものを消してメソッド部分から再入力してました。 すごい便利なのにこれなんなんだろう・・・とモヤモヤしていたのですが、ようやく正体がわかりました。この機能はParameter Infoという機能で、Android Studioの上部メニューのViewの部分から呼び出せます。 ショートカットキーはCmd + pです。これでコーディングがかなり捗ります。

AndroidStudioをVimキーバインドで利用する

Android StudioにはVimプラグインがあり、これを導入することでVimキーバインドでの入力が可能になります。 私はVim小学1年生くらいのレベルですが、そのレベルでもVimを使わない場合と比べてプログラミングが捗るなと思っています。 インストール方法は簡単で、Android StudioのメニューからPreferencesを開き、Pluginsを選択、IdeaVimというプラグインのインストールボタンを押すだけです。 タグなどの書き換えが簡単 Vimを利用することで便利になったことの1つに、タグなどの書き換えが非常にやりやすくなったことが挙げられます。 例えばandroid:layout_width="match_parent"のmatch_parentをwrap_contentに変更しようと思った時。Vimを使う前の私は、match_parentをマウスで選択肢てバックスペースキーで削除する、もしくはカーソルを最後に持って行ってバックスペースキーを連打して削除していました。 マウスを使う場合は余計なダブルクォートまで選択してしまうこともあり、微妙にイライラしてしまいます。バックスペースキーで削除する場合は、消さなくてよいところまで削除してしまい、Ctrl+zで取り消しをするとまた最初から消し直しになることがしょっちゅうありました。とても効率が悪いです。 Vimを使えば、キャレットをダブルクォートの中のどこかに置いてci"と入力するとmatch_parentが消えて書き換えができるようになります。なんとスムーズなんでしょう! 私がVimを便利だなと実感し始めたのは、この機能を知った頃からです。 慣れるまでは大変かもしれない まったくVimに触ったことのない人だと、慣れるまでが大変かもしれません。私も最初の頃はしょっちゅう間違えておかしなことになっていました。文字を入力しようと思ったら入力できない(挿入モードに入っていない)、カーソルの動かし方がよく分からず、lキーを押して一文字ずつカーソル動かしていたり。慣れるまでVim不便すぎと思ってました。 ただある程度Vimの機能を覚え始めると、その魅力の虜になります。Vimがプログラマーに人気というのも頷けます。「範囲選択? マウスでやった方が早いじゃないか」とずっと思っていたのですが、いざVimを使ってみると想像以上に快適です。キーボードとマウスを行き来するのがこんなに邪魔だったなんて思いもしませんでした。 Android StudioでVimプラグインを導入すれば、マウスでの操作も併用できます。Vim触ったことないという人は、とりあえずAndroid StudioでVimに触れてみるのもいいのではないでしょうか。

Genymotionを導入してエミュレータの起動待ち時間を短縮する

アプリ開発をしていてバカにならないのが、デバッグにかける時間です。頻繁にエミュレータを起動して動作確認を行うわけですが、デフォルトのエミュレータ(Android SDKのエミュレータ)はとにかく起動が遅いです。さらに動作ももっさりしていて、お世辞にも動作確認しやすいとはいえません。 そこで動作確認の時間をできるだけ短縮するためにも、Genymotionを導入しておくことをおすすめします。起動も早く動作もスムーズなので、デフォルトのエミュレータを使うのが馬鹿らしくなります。 私の環境で実際に両者を比較した動画を撮ってみました。 Genymotionをインストールする Genymotionを利用するためには、ユーザー登録が必要になります。 また、エミュレータを動かすために別途Virtual Boxが必要になります。 端末を登録する Genymotionをインストールできたら、端末の登録を行いましょう。Genymotionは実在する端末のエミュレーションを行うものなので、よく使う端末をとりあえず登録しておけばいいと思います。 サポートするAndroidのバージョンに合わせて登録しておくといいでしょう。私はとりあえず、Android2.3の端末と、自分の持っているGaraxy S3を登録しています。 端末の追加はそんなに難しくありません。予め用意されている端末から、エミュレーターとして使いたいものを選択するだけです。 Android Studioでプラグインを導入する Android StudioからGenymotionのエミュレータを起動するためにも、Genymotionのプラグインも一緒にいれましょう。別に入れなくても使用に問題はありませんが、入れておいたほうがエミュレータの起動が捗ります。 こんな感じでAndroid Studioから起動しやすくなります。 インストールの仕方はAndroid StudioのPreference > PluginsからGenymotionを探してインストールするだけです。そうすることでAndroid Studioの右上にGenymotion用のアイコンが追加されます。 万能ではないものの使わないのは損 Genymotionではデフォルトのエミュレータと比較して、画面サイズやAndroidのバージョン、SDカードの有無など細かなところまでカスタマイズすることができません。特にFreeライセンスでは利用できる機能に制限があるため、Android SDKのエミュレータを完全に置き換えるものではありません。 ですが基本的なデバッグ・動作確認にGenymotionを利用することで、アプリ開発における動作確認の時間を短縮することができると思います。基本的にはGenymotionを使うようにすれば、開発がだいぶ捗るのではないでしょうか?